質問に答えるコーナーその1「着物を着る機会がない…」

どうもこんにちは。店主です。
桜が満開を過ぎて通勤の時に花吹雪になっていて和みます。
八王子の新滝山街道のところがすごいです。
そして今日はすごく暖かいですね。

先週のブログ更新をいつの間にかスルーしていたことに気づきました
店の引っ越し作業も落ち着いて来ましたので、また今週から
こつこつと必ず土曜日更新で(できればそれ以上)やっていきたいと思います。

さてさて、以前「着物の疑問大募集!」という記事を投稿しましたが、
twitterのDMにて早速質問をいただきましたので、
今日は質問に答えるコーナーの第1弾です。

着物が好きで着てみたいと思っているのですが、なかなか着る機会がありません。どういう時に着たらいいでしょうか?

とのことで、漠然としていますがきっと同じことを思っている人がたくさんいそうですね。
ちょっと長くなりそうですが、店主の見解をあらわしてみます。

※書き終わってから追記…
本当に長くなってしまったので、「だから何が言いたいんだ!」という方は
「つまりこういうことです。」のところまでスクロールしてください。

着る機会がないという状態

まず「着物を着る機会がない」というのがどういう状態なのか整理してみましょう。

A・着物が着てみたいんだけど、着られない
B・本当はあまり着物に興味がない

Bの場合はそこで話が終わってしまうのですが(笑)、
とある行政機関の調査では「着物が好きか嫌いか」のアンケートで
9割以上の人が「好き」「どちらかといえば好き」の回答をしていたのを
見たことがあります。(出自を忘れました…)
なのでAの場合を前提に話を進めます。

着てみたい気持ちがあるのに、着られないのはなぜか?

  1. 着物が手元にないから
  2. 着付けが分からないから
    • 着物のルール、扱い方がややこしそうだから
  3. 着ていく場所がないから

だいたいこのような理由に分けることができるかと思います。
ということは、この3つの理由を解消できれば
着物を着ない理由なんて何もなくなるはず!
がんばってすっきりしてみます。(すべて店主の主観です)

1.着物が手元にない

着たいと思ってもそこになければ着物を着ることはできません。当たり前ですね。
ではどうしたらいいか。入手するだけです。

入手するといってもいろいろな方法があります。
お店で買う人が一番多いと思いますが、着物のお店も
一流百貨店、着物専門店、リサイクルショップ、ネット通販など
様々です。値段も幅広いですね。
「着るとしたらどういう時か」を考えて、お財布と相談しましょう。
おしゃれ着として着るなら小紋などのカジュアル着物が良いと思います。

「もらう」「借りる」という手もあります。
家族や友人の中に着物をたくさん持っている(けど着ていない)人が
もしかしたらいるかもしれません。
買う前に聞いてみる価値はあるかと思います。

また最近では観光地周辺などで着物を着て散策できるサービスが
増えてきていますので、まずは着物を着る体験をしてみるのも
良いと思います。

2.着付けが分からない

では、晴れて自分の着物をゲットできたらすぐ着物生活に突入…
かと思ったらそういう訳でもないんですね。
着物を持っているけど着ていないという人は少なからずいます。
(先項で既に出てきていますがw)

着付けが分からない(できない)からです。
Tシャツとは違って着物を着るには「着付け」という
ちゃんとした方法を身につけないと着られないので
難しくて分からなそう…という風に思っている人が多いと思います。

でも!ご安心ください。着付けって言うほど難しくないです。
江戸時代までの人には着物しかなくて、当時の人は
全員着物を着ていた訳ですからね。
やったことがなくて慣れていないから難しそうに思えるだけなんです。

ということで着付けを覚えましょう。
今このブログの記事を読んで頂いているように、
インターネットを検索すると着付けのやり方を
解説している人がたくさんいます。
写真入りのページだったり、YouTubeの動画だったり
情報がどんどん出てきますので、こっそり1人で覚えることもできますね。
(店主もそうやって着付けを覚えましたw)

運良く着物を持っている人が身近にいた場合は、その人に
直接教えてもらえる可能性もあります。
もしくは着付け教室を探すのもありです。
(ただし、着付け教室の中には人を集めて露骨に高い着物を
売りつける悪いところもあるらしいので、ご注意ください…!)

それと、着付けと共に着物が難しそうと思われる要因のひとつである
「着物のルール」ですが、これも礼装でなければそんなに重く考えなくても
いいと思います。着たいものを着たいように着れば良いんです。
洋服にもドレスコードはありますが、「ジーパンとTシャツの合わせ方」に
明確なルールはないですよね?w そういうことです。
スーツのズボンにTシャツは変な組み合わせですけどね。
きものビギナー向けにセットで販売されているようなものなら
そういう変な組み合わせにはならないはずですので、思いのままに
自由なコーディネートを楽しみましょう!

3.着ていく場所がない

要はこれなんです
上の2つはその人の行動力で解決できるのですが、
これだけは自力でどうにもならない、最大の問題です。
「着物を着る機会がない」=「着物を着ていく場所がない」ということですね。

ところで、「着物を着ていく場所」ってどんなところでしょう
高級料亭での会食とか、華やかなパーティーとか、華道・茶道の催しとか…
確かに着物姿がよく合う場面ですが、それ以前にそういう場面に
縁がない人の方が多いのではないでしょうか?
ちなみに店主はどれも参加したことがありません…w
そういう行事に参加することがないから、着物を着ることもないだろうなぁ
と考えている人がとても多いと思うんです。
(そういう着物の存在を否定している訳じゃないですよ…念のため…
行事に縁のない人には着物を着る機会がないのかという話です…)

逆に考えてみましょう。
「着物を着てはいけない場所」ってどんなところでしょう。
以前、知人にこの質問をしたところ
風呂」という答えが返ってきてしまったのですが(確かに!)、
原則、そんな場所はないはずなんです。
(風呂は洋服でもダメですので…w)
どこに着物を着ていっても悪いことはない、
着たいなら着れば良いじゃない、という話なんですが

ここまで着られない理由を解決しても、街中で着物姿をあまり見かけないのは、

  • 他に着ている人がいないから目立つ
  • 着慣れていないから動きにくい
  • やたら話しかけられたりするのがめんどくさい

多分、こんな理由です。
そんなこと気にならないぜーという方は今すぐ着物生活を楽しんで頂けます。
どんどん着物で出かけましょう。素敵です。

そうなんだよね…と思った方は無理しなくて全然大丈夫です。
嫌々続けても楽しくないですからね。
上に挙げた理由が気にならないようにして楽しめばいいんです

要は「着物を着始めたばかりの自分を人に見られたくない」ということですから、
人に見られないように家でだけ着るのでも充分楽しんでいることになります。
ネットで着付けを覚えて、完成した着姿を見てうきうきしてるだけでもいいんです。
ギターを始めたら必ずバンドを組んで
ライブをやらないといけないかというと、そうじゃないですよね?
好きなアーティストのCDに合わせて弾くだけでも充分楽しいのと同じです!

休みの日は着物で過ごす。
学校や仕事から帰ってきたら着物に着替える。
出かける用事ができたら(コンビニに行くとか…)洋服に着替える。
…そんな感じでも、いいと思うんですよね。マイペースに楽しみましょう。

そしてそういう着物の楽しみ方をしているうちに着物で出かけてみたくなったら
どうぞ自信を持って行ってらっしゃい!
そうなる頃には着物を着ない理由はきれーいに解決されています。

つまりこういうことです。

本当にえらく長くなってしまいました(笑)。原稿用紙8枚分くらいあるみたいです。

今回の質問に対する答えをまとめます。

着物を着る機会がないのなら…

まずは着物を入手して、
インターネットを検索したりして着付けを覚えて、
家の中で着て楽しむことから始めましょう!
慣れてきたら出かけるのも楽しいはず!

なんだかこんだけの文字数を費やした割には、普通のことしか言っていないなぁ…(笑

…こんな感じで、よそおい堂ブログでは皆様からの着物に関する質問・疑問を
大募集中です。
ブログへのコメント、twitterのリプライ、DMなどで送ってください。
今回はかなりじっくりと回答しましたが、本当に小さな疑問でも大丈夫ですよ~

それでは、店主でした。